遺族のための知識[遺族年金を受ける時の手続き]
- 遺族のためのお役に立つ知識
- 死亡通知は電話・電報・広告で
- 人が死亡した時の届け出について
- 葬儀社選びと料金について
- 葬儀が終わったら支払と挨拶を忘れずに
- 葬祭費と埋葬費の請求は
- 名義変更の手続きはきっちりと
- 墓地・霊園の種類と購入時の注意点
- 生命保険関係の手続き
- 生命保険の手続きは速やかに
- 次の相続のための保険加入
- 年金関係の手続き
- 遺族年金を受ける時の手続き
- 寡婦年金、死亡一時金を受けるには
- 相続関係の手続き
- 相続発生前に必ずやっておきたいこと
- 相続発生から申告までのスケジュール
- 遺言書があったらまず検認申し立てを
- かしこい分割~ここがポイント
遺族年金は遺族にとって大切な生活の資金です。ですから「遺族基礎年金」だけが支給されるのかあるいは「遺族厚生年金」がプラスされるかを考えて、間違ってももらい忘れのないようにしたいものです。
遺族給付の内容
遺族給付の種類
年金加入者が亡くなったとき、遺族へ給付される年金の種類としては、国民年金では下記の3つがあります。
- 遺族基礎年金
- 寡婦年金
- 死亡一時金
また厚生年金、共済年金では、下記の2つがあります。
- 遺族厚生年金、遺族共済年金
- 遺族基礎年金
国民年金、厚生年金、共済年金の加入者で被保険者期間の3分の2以上の期間、保険料を納めていた人が亡くなった場合、遺族に対して上記の給付がされます。
遺族給付の要件
遺族に対する年金の給付の要件は、年金加入者あるいは受給者が以下のような状況で死亡したときです。
- 勤労している加入者が死亡したとき
- 仕事中の傷病が原因で5年以内に死亡したとき
- 老齢年金を受給していたか、受給資格のあるとき
- 1級か2級の障害給付を受けていたとき
遺族基礎年金、遺族厚生年金、遺族共済年金
国民年金、厚生年金、共済年金の加入者、老齢年金の受給者が死亡したとき、死亡した人の子が18歳の年度末(高校卒業年齢未満)であれば、その遺族(妻あるいは子)に対し、遺族基礎年金が支給されます。これらの遺族でも受給するには次の条件が定められています。
- 年収850万円以上の収入が将来にわたってないこと
- 内縁関係も含みます
- 認知された子も含みます
- 妻が遺族基礎年金を受けている間、子に対する支給は停止されます
厚生年金、共済年金に加入していた故人の遺族には、遺族基礎年金に遺族厚生年金、遺族共済年金がプラスされます。
請求はこうなる
- 請求人
- 年金加入者、年金受給者の遺
- 請求先
-
- 住所地の社会保険事務所(年金受給者死亡のとき)
- 勤務先の社会保険事務所(厚生年金・共済年金加入者の死亡のとき)
- 市区町村の役所(国民年金加入者の死亡のとき)
- 請求書
-
- 国民年金・厚生年金保険・船員保険遺族給付裁定請求
- 年金手帳
- 戸籍抄本
- 死亡証明書
- 銀行通帳
- 印鑑
このページについて
このページは株式会社経営サポートシステムズ:今仲会計税理士事務所税理士、今仲清監修のもとにホームページを作成したものであり、このページの文書、画像等の著作権は株式会社経営サポートシステムズ及び株式会社近代セールス社が保有しています。
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