退官・定年退職
贈答慣習
昨今では内輪で祝うことが多いようですが、会社の部課単位で行なう場合は合同で歓送会を催したり、お祝いの金品を贈ったりするのが一般的のようです。
目上の人にお金を贈ることが失礼となる場合がありますので贈答品が最適です。
お祝いを贈る時期
決定を確認後、遅くとも一週間以内に贈ります。
お祝い返しの時期
一般的にはお礼状程度に留めるようですが、気になる先様には一週間以内に贈ります。記念品として贈るのも一興です。
ひとくちMEMO
通常は部課単位や同僚・有志が歓送会などを催したりして、お祝いの贈り物をするのが一般的。
ご贈答のマナー
贈答様式 | 贈り元 | 献辞(表書き) | 慶弔用品 |
---|---|---|---|
祝い品を贈る | 身内 身内以外 |
御退官お祝 祝定年御退職 祝御無事退官 ご苦労様 |
![]() 【のし紙】花結び祝 |
祝い金を贈る | 身内 身内以外 |
![]() 【のし袋】花結び祝 ![]() 【金封】赤白花結び ![]() 【金封】赤白あわび結び |
|
祝い返し | 本人 | 御礼 退官記念 |
![]() 【のし紙】花結び祝 ![]() 【のし紙】赤棒 |
退官・定年退職にふさわしい「のし紙」
退官・定年退職は、長年の功績への感謝と新たな門出を祝う特別な節目の行事です。贈り物に「花結び水引」ののし紙を使用することで、気持ちを丁寧に伝えることができます。花結びは、何度でも結び直せることから「新たな人生にも繰り返し幸せが訪れるように」という願いを込められるデザインです。退職後の健康とさらなる活躍を祈る気持ちを込めて、心遣いの伝わる贈り物を用意し、感謝の言葉とともにお渡ししましょう。
退官・定年退職にふさわしい「金封」
退官・定年退職のお祝いには、感謝と新たな門出を祝う気持ちを形にする「赤白花結び」または「赤白あわび結び」の金封が適しています。花結びは、人生の新たなスタートに向けて、繰り返し喜びが訪れることを願う際に最適です。一方、あわび結びは「固く結ばれてほどけない」ことから、長年の功績への敬意と、これからの健やかな日々を祈る気持ちが込められます。金封を使うことで、感謝の心とともに上品な印象を添えられ、節目にふさわしい贈り物となるでしょう。