発会記念・創立記念
贈答慣習
各種民間団体組織や企業団体の組合組織などでは発会・創立の記念行事が、 各種の企業や学校及びPTAなどでは設立・創立などの記念行事が行なわれ、功労者に対して表彰が行われたり、記念のセールなども行われています。
お祝いを贈る時期
1週間前から当日までに贈ります。(外部の関係者よりのお祝い)
創立記念日などで祝儀袋を用意する場合
このような式典の場合、めでたいことだからといって結びきりの水引のものを用意する方がおられますが、これはマナー違反です。創立記念日などのお祝い事は何回在っても良いものとされていますので結びきり(これっきり)では逆に失礼な事と捉えられてしまいます。そのため、花結びの祝儀袋を選ぶようにしましょう。
お祝い返しの時期
多くの場合は記念行事のパーティ会場で参加者に対して記念品が贈られたり、販売店では記念セールの来店者に記念品が手渡されます。
ひとくちMEMO
発会・創立記念には功労者の表彰を行ったり、記念のセールでは来客に粗品を贈るのが一般的。
ご贈答のマナー
贈答様式 | 贈り元 | 献辞(表書き) | 慶弔用品 |
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祝い品を贈る | 取引関係業者 個人 |
○○御発会御祝 祈御発展 祝御創立○周年 発会○周年御祝 |
【のし紙】花結び祝 |
祝い金を贈る | 取引関係業者 個人 |
【のし紙】花結び祝 【金封】赤白花結び 【金封】赤白あわび結び |
|
祝い返し | 自社 会 |
内祝 創立記念 |
【のし紙】花結び祝 【のし紙】赤棒 |
発会記念・創立記念にふさわしい「のし紙」
発会記念や創立記念は、新たなスタートを祝う大切な節目であり、今後の発展を願う機会でもあります。このような特別な場面で贈る品物には、心のこもった祝福と感謝の気持ちを込めることが大切です。その際、のし紙には「花結び水引」を使用することをおすすめします。
花結びは、何度でも結び直せる形状から「繰り返し喜びが訪れる」という意味を持っています。このデザインは、新たな組織や団体の発展と、これからの未来に繰り返し続く成功を象徴するものであり、発会記念や創立記念にぴったりです。のし紙に「祝発会」や「祝創立」などの言葉を記載し、品物を丁寧に包むことで、贈り手の真心をより一層伝えることができます。
贈り物を手渡す際には、「発会おめでとうございます」「ますますのご発展をお祈り申し上げます」といった祝福の言葉を添えると、より気持ちが伝わります。また、遠方に送る場合は、メッセージカードや手紙を添えると丁寧です。