結婚式での衣装
新郎新婦の衣装/一般的な例
和装の場合
- (新郎)
- 着物・羽織共黒羽二重に五つ紋付き、袴は仙台平で縞(しま)は黒か茶。半襟や草履の鼻緒などの小物は白。
- (新婦)
- 白無垢(打ち掛け角隠しの他、すべて白)を着て、文金高島田に櫛(くし)笄(こうがい)が一般的。白無垢の代わりに色打ち掛けを着ることもあります。お色直しには振袖を着ます。
洋装の場合
- (新郎)
- 昼は黒のモーニングコート、夜は燕尾服かタキシードになります。必ず白の手袋をもち、左襟に花嫁のブーケと同じブートニアを飾ります。お色直しには華やかな色柄のタキシードやスペンサージャケットがよいでしょう。
- (新婦)
- 肌の露出の少ない白のウエディングドレスを着て、ヘッドドレスをつけ、ブーケをもちます。お色直しは昼はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスがよいでしょう。式場で衣装を借りる場合は小物一式も揃っているので便利です。
媒酌人・両親の衣装/一般的な例
和装の場合
- (男性)
- 着物・羽織共黒羽二重に五つ紋付き、袴は仙台平で縞(しま)は細めの黒か茶。半襟や草履の鼻緒などの小物をグレーなど地味な色で、控えめな感じにします。
- (女性)
- 五つ紋付き黒留袖に袋帯か丸帯にします。扇子は金銀で黒塗りのものを帯の左胸に差します。
洋装の場合
- (男性)
- 昼は黒のモーニングコート、夜はタキシードになりますが、ネクタイやズボンの縞など、やや地味な色にし、新郎より控えめにします。
- (女性)
- 昼は白以外のアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスですが、こちらも新婦より落ち着いた感じのものにします。男性が洋装で女性が和装でもかまいません。
新郎新婦のきょうだいの衣装/一般的な例
和装の場合
- (男性)
- 洋装がほとんどですが、和装なら略礼装(一つ紋付き羽織・袴)でもよいでしょう。
- (女性)
- 既婚者は黒留袖、未婚で姉なら色留袖か訪問着、妹なら中振袖か訪問着にします。
洋装の場合
- (男性)
- 男性はブラックスーツかダークスーツになります。
- (女性)
- 女性は昼は白以外のアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスです。
結婚式・披露宴に出席する時の服装
普通、披露宴に友人としての出席であれば、準礼服・略礼服でよいでしょう。華やかな席ですから相応に着飾って出席する事になりますが、基本的には新郎新婦よりやや控えめの服装を心がけましょう。招待状に特別な指定がない限り普通は昼の服装は次のようになります。
男性の略礼装の場合
スーツは黒かダークグレーのダブルかシングル上下。白のワイシャツでダブル袖かシングル袖。白に織柄かシルバーグレーのネクタイ。ベストはシングルの時に着用。靴は黒の飾りのないもの(紐結び)。靴下は黒。
女性(神前結婚式)の洋装の場合
服装はフォーマルなドレスかワンピースで丈長(普通丈のスーツでもよい)肌は余り出さないデザインでバッグはやや小さ目で、ドレス、靴にあったもの。アクセサリーはパールなど。
女性の和装の場合
- 【略礼服】
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- 既婚の場合(付け下げ)
- 未婚の場合(付け下げ)
- 【準礼服】
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- 既婚の場合(色留め袖三つ紋・訪問着)
- 未婚の場合(訪問着)
- 【正装】
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- 既婚の場合(黒留め袖五つ紋、または色留め袖五つ紋)
- 未婚の場合(振り袖)