招待客のマナー
受付を頼まれた時
- あらかじめ、式(教会結婚式)・披露宴の1時間程前には行きます。
- 受付で招待客が見えたら、立って、「本日は誠にありがとうございます」と挨拶をします。
- 机上の芳名録を向けて「恐れ入りますが、こちらにご貴名をお願い致します」と言い、記帳いただきます。
- 招待客名簿と照合し控え室の場所、披露宴の席をお知らせします。
※ご祝儀を受け取った時は責任を持って、招待者側のご両親か新郎新婦にお渡しします。
受付の仕方
傘や大きな荷物、コートなどをフロントやクロークルームに預け、会場内に持ち込むのは小ぶりのバックだけにします。
- 招待者側の受付の方に「本日はおめでとうございます」とお祝いの言葉を述べます。
- 祝儀袋をふくさから出します。
- 「気持ちばかりですが、お納め下さい」と挨拶して相手側に向くように両手で渡します。
- 芳名帳に氏名を記帳します。
その後、控え室で披露宴が始まるのを待ち、新郎新婦のご両親、ご家族をお見かけしたら「本日は誠におめでとうございます。お招きを頂きありがとうございます」とお祝いを述べます。控え室での飲物などは遠慮せずいただいても構いませんが程よく。
遅刻した時
やむを得ず遅刻する時は、本人や家族ではなく会場に連絡します。会場に付いたら披露宴の進行の頃合を見て、目立たないように席に案内してもらいます。
急な欠席
突然の病気や不幸などで、どうしても外せない急用で欠席する場合は、直ぐ会場に電話を入れ、ご家族か受付係に伝言をお願いします。その時は、弔事などは理由にせず「急な事情で」とぼかしてお詫びの連絡をしましょう。そして後日、改めて本人に事情を話しお詫びをしましょう。
披露宴について
席次例
入場時
列席者を迎えるため並んでおられる新郎新婦・両親・媒酌人の前を通るときは短く「おめでとうございます」「素晴らしいですね」「とてもきれいですよ」の一言を。自分の席に着いたら両側の人にも簡単な挨拶をします。
開宴~退場まで
- (祝辞)
- 媒酌人の挨拶や両家の主賓が祝辞を述べている間は隣の人との会話も遠慮して静かに聞き、終われば盛大に拍手を。
- (乾杯)
- 乾杯のグラスはお互いが当てず目の高さ程度で止めるのがマナー。お酒を飲めない人も形だけは口をつけましょう。
- (料理が運ばれたら)
- 料理は自分のテーブル全員に運ばれてから手をつけ会話は和やかに進めましょう。食事のペースは周囲の人とのバランスを考えながら、また後刻、挨拶のため親族の方がテーブルに来られた時もお酌は断らずにお受けだけはしましょう。スピーチの途中は席を立ったりせず、特に同じテーブルの方がスピーチ中は食事の手を休めて聞くぐらいにしましょう。終われば勿論拍手を。中座するにはスピーチの合間とかお色直しの時などタイミングを計って。
- (スピーチを頼まれたら)
- スピーチを頼まれている時は、基本として2分程度で心に残るエピソードなどに要点を絞って話しましょう。突然頼まれた時も一息入れて落ち着いた気持ちで「本日は○○様と○○様の御結婚おめでとうございます」とお祝いの言葉からはじめ、「自分との間柄、本席へのお招きの御礼、何かの思い出、新郎新婦の将来のお幸せを願って」締めくくります。スピーチでは忌み言葉を使わないように注意しましょう。「切れる、分かれる、破れる、割れる、去る、帰る、四死、九苦」など、また重ね言葉「重ね重ね、再び、皆々様」なども
- (退場時)
- 並んで見送りの新郎新婦に「どうぞおしあわせに」ご両親・媒酌人には「すばらしい披露宴でしたね。有り難うございました」と言葉を残して退場しましょう。