慶弔用品の使い分け(お見舞い用)
- 目次
- お見舞い用、慶弔用品の使い分け(のし紙)
- お見舞い用、慶弔用品の使い分け(金封)
- お見舞い用、慶弔用品の使い分け(のし袋)
- お見舞い金の扱い
- 慶弔用品の使い分け全国マップ
- その他慶弔用品の使い分け
傷病見舞いや火事・災害見舞いの時に持参するお見舞いの金品は、祝い事でないことから、のし紙は結切りの熨斗なしを用い(地区によっては花結びの熨斗なしを用いるところもある)、金封やのし袋も熨斗なしを用いる。火事・災害見舞いに対するお返しは必要ないがお礼の電話か手紙を、傷病見舞いのお返しは回復時に全快祝・快気祝として贈る。
お見舞い用、慶弔用品の使い分け(のし紙)
のし紙の例
水引の結びと色
向って右側が「赤色」、左側が「金色」の5本の水引が印刷され、中央の結び目は「結切り」と称される丸結びになっています。本来は向って左側は白色ですが、印刷では白色が出ないことから金色に変えて製品化されています。
熨斗の有無
熨斗は印刷されていません。
お見舞い用、慶弔用品の使い分け(金封)
金封の例
本体紙の形状
「多当折」(四方折り・四つ手)又は「関西折」(風呂敷折・斜め折)の2種類があり、向って左側の紙端に「赤色」の細幅線状の色が付いています。元々は、東日本地区では多当折、西日本地区では関西折が使い分けられていましたが、現在では西日本地区でも多当折が用いられるようになってきています。
水引の結びと色
向って右側が「赤色」、左側が「白色」の5本又は7本の水引が用いられ、中央の結び目は「あわび結び」と称される交差結びに結ばれているものがあります。
熨斗の有無
熨斗は付いていません。
お見舞い用、慶弔用品の使い分け(のし袋)
のし袋の例
本体紙の形状
「多当折型」(四方折り・四つ手)又は「封筒型」の2種類があり、多当折型は向って左側の紙端に「赤色」の細幅線状の色が印刷されています。多当折型は主に関東地区、その他の地区は封筒型が用いられます。(赤棒:「封筒型」になっています)
水引の結びと色
向って右側が「赤色」、左側が「白色」の5本又は7本の水引が用いられ、中央の結び目は「花結び」と称される蝶結びになっています。(赤棒:水引は省略されており、向って左端に「赤色」の細幅線状の色が印刷されています。)
熨斗の有無
熨斗は付いていません。
お見舞い金の扱い
病気のお見舞には、金封やのし袋では赤白水引ののし無し又は白無地のし袋を用いますが、死産や重病(重症)・重傷などで先方が気落ちされている場合のお見舞いは、白折(水引もない)金封又は白無地のし袋を用いる方がよいでしょう。また、火事や自然災害などにおいても、甚大な被害を受けて気落ちされている場合のお見舞いにあっても同様の扱いをします。
慶弔用品の使い分け全国マップ
のし紙・のし袋・金封の使い分けを地図上で分かりやすく表示しています。
その他慶弔用品の使い分け
使用途に応じて、水引の色・水引の本数・水引の結び・熨斗の有無などに違いがありますので注意が必要です。