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質問:寺院での行事で五色の幕が掛けらることがありますが、どのような意味合いがあるの...
寺院での行事で五色の幕が掛けらることがありますが、どのような意味合いがあるのですか。
答え
五色の幕は、「五正色幕(ごせいじきまく)」・「五間色(ごけんじきまく)」などといい、寺院における特別な行事が執り行われる際に本殿の正面に取付けられる幕で、寺院にによっては「赤・青・黄・白・緑」の五色であったり、「赤・白・黄・紫・緑」や「青・赤・黄・白・紫」などの五色であったりと多少色が異なることがありますが、古くは中国から伝わった陰陽五行説の五行配当色の「赤・青・黄・白・黒」からきており、「緑・紫」などはその中間色となっています。

陰陽五行説の五行配当色は日本に伝来して後、仏教の行事に用いられる幕の色に留まらず、神道においても神社の神殿の飾り物である「幡(はた)」や、特別行事の際に用いる五色吹流し(五色絹ともいう)の他、一部で祈願に際して奉納する習わしのある小さな紙のぼりの五色の色などにも用いられています。

その他、祭祀儀礼に起源を持つ能楽(能や狂言)の舞台に用いられる五色の揚げ幕の色(紫・白・赤・黄・緑)や、相撲の土俵の四方に垂れ下がる房の色(赤・青・白・黒、土俵中央は黄)、建築の棟上の際に用いる五色幡(布の吹流し)や御幣に付ける五色麻などにおいても、陰陽五行説の五行配当色が用いられています。

また、祝い金や弔慰金に用いる金封の水引の色も同様に五行配当色の影響を受けています。
現在用いられている赤・白・黒・黄色の他、古くは青(青緑)色も用いられていたようで、金色は黄に銀色は白に通じます。
尚、左右の色を異なった色で結ぶのは「陰陽」によるものです。