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冠婚葬祭共通の回答

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質問:贈答マナーに関する「しきたりの起源」について教えてください。
贈答マナーに関する「しきたりの起源」について教えてください。
答え
現在用いられている贈答時の金品に対するマナー(儀礼・しきたり)や、金品の包み方(包み方や使用する水引の色・本数及び結び方など)などを含めた贈答マナーの多くは、奈良時代の頃に時の朝廷の命を受けた礼法家(伝統文化や礼儀作法を伝承する家人)により、異なる各地のマナーを統一編さんし直された「まつりごとに関する一切の礼法(儀礼・しきたり)」の中に定められた「金品の包み方作法」が起源と言われています。

当初は、宮中の儀式を始め公家や高級武士などの貴族社会の神事まつりごとを中心にした行事に限られていましたが、生活習慣に中国文化や仏教の伝来などが大きく影響する時代背景とともに、武家が台頭する鎌倉時代には公家様式と一線を駕した「武家様式の礼法」が、時の鎌倉幕府の命を受けた礼法家により編さんされました。

その後、室町時代の頃に部分的に改められた後、江戸時代の初期には徳川幕府の命を受けた礼法家により再度改定され、一般の武士や豪商人達の間にも武家様式の礼法が取入れられるようになります。

維新後の明治時代初期には、明治政府によって現在の礼法に最も近いものに改められて以降は、明治中期以降より一般の商人や庶民にも受け入れられるようになり、大正・昭和の時代にかけて生活が安定するにつれて全国的に普及していきましたが、現在のように贈答が盛んに行われるようになったのは庶民全体の生活が安定した昭和30年代以降のことです。