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雑節

目次
雑節
土用
節分
彼岸
社日
八十八夜
入梅
半夏生
三伏
二百十日
二百二十日
寒の入り

雑節(ざっせつ)

雑節は五節句と合わせて、二十四節気を補う季節の移り変わりを表す節で、農耕や普段の生活に必要な諸事項の目安を季節ごとに設定したものです。

土用(どよう)

土用は、陰陽五行節の五行の内、「木」を春、「火」を夏、「金」を秋、「水」を冬と分けて、残った「土」を各々の季節の終わりに割り当てたもので、従って以下のように年4回の土用があります。通常「土用」と言われるのは下記の内、夏の土用を指して言います。期間の第1日目を土用の入りと言い、通常「土用の日」と言われるのはこの日を言います。土用はそれぞれ季節の変わり目にあることから、土用の期間中は特に健康に留意する必要を説いています。夏の土用前後の丑の日に、極暑を乗り切る体力を保持する目的で「土用の丑」と称して「うなぎ」を蒲焼きにして食べる習慣がありますが、現在では土用の日に食べるのが一般的です。

春の土用 立夏の前の18(又は19)日間、4月18日(又は17日)~5月5日(又は4日)
夏の土用 立秋の前の18(又は19)日間、7月20日(又は19日)~8月7日(又は6日)
秋の土用 立冬の前の18(又は19)日間、10月21日(又は20日)~11月7日(又は6日)
冬の土用 立春の前の18(又は19)日間、1月18日(又は19日)~2月3日(又は4日)

節分(せつぶん)

各々の土用の最後日を、季節の分かれ目であり次の節に分かれる日という意味から、この日を節分と言います。次の日から季節が立つ(変わる)訳ですから、いずれも立春・立夏・立秋・立冬の前日に当り、以下のように年4回の節分があります。
四季の分かれ目に行われていた四回の節分の内、立春前日の節分のみが現在も年中行事の一つとして残っているのは、古くは立春が正月であったことで年の変わり目に当たっていたこと、「鬼やらい」など他の節分にはない行事があったことが考えられます。 「鬼やらい」とは、いわゆる炒った豆(大豆)で厄払いする現在の節分の行事をいい、元々は宮中における行事の「追儺の儀式」が一般庶民に広まったもので、「鬼は外、福は内」と言いながら豆を撒き、季節の変わり目に多い病気や天災などの厄を鬼に見立てて追い出し、戸口に鰯の頭を刺した柊を取り付けて生臭さを嫌う鬼(厄)を近づけないようにする風習があります。

春の節分 冬季の最終日・立春の前日、2月3日または4日
夏の節分 春季の最終日・立夏の前日、5月5日または4日
秋の節分 夏季の最終日・立秋の前日、8月7日または6日
冬の節分 秋季の最終日・立冬の前日、11月7日または6日

彼岸(ひがん)

日本独自に作られた仏教の行事の一つで、上記のように1年に春と秋の2回があり、期間の初日を彼岸の入り、真中の日を彼岸の中日、最終日を彼岸明けと言います。彼岸とは、仏教でいう俗(生者)世界に対する佛(=死者)の世界・さとりの世界のことで、現世と隔てた河の向こう岸のことを指して言います。彼岸の頃の太陽は真西に沈むことから、真西には西方浄土があるという仏教説から、この時期に各お寺では7日間に渡って彼岸会(ひがんえ)が行われ、家庭でも先祖の霊を供養するために、仏壇にお供えをしたりお墓参りをしたりします。

春の彼岸 春分の日を中日とする1週間、3月18日(または17日)~3月24日(または23日)
秋の彼岸 秋分の日を中日とする1週間、9月20日(または21日)~9月26日(または27日)

社日(しゃにち)

社日は以下のように1年に春と秋の2回があります。古代の中国では土の守護神を奉 るということから、以下のように彼岸の中日(春分または秋分)に一番近い「戊の日」と定めていました。日本に伝来して後は、産土神(うぶすなのかみ=産まれた土地の守護神)を奉り、農耕の豊作や安全祈願をしてきました。春の社日は作物の成長を祈願し、種蒔きをする適期としました。また秋の社日は収穫を感謝し、収穫の適期の目安としました。春の春社・秋の秋社と分けてお参りする風習があります。春祭り・秋祭りは元々、こうした豊作を祈願・感謝することから発祥していると言われています。

春の社日 春分の日の前後で一番近い戊(つちのえ)の日
秋の社日 秋分の日の前後で一番近い戊(つちのえ)の日

八十八夜(はちじゅうはちや)

日本特有のもので、五月一日(又は二日)の頃を言い、立春から数えて八十八日目に当たることからこの呼称があります。

入梅(にゅうばい)

古代の中国が発祥で梅雨(つゆ)入りのことを言い、太陽の黄径が八十度に来る時点の六月十日(又は十一日)の頃を言います。

半夏生(はんげしょう)

入梅から約三週間後で太陽の黄径が百度に来る時点の七月一日(又は二日)の頃を言い、半夏(はんげ)が生育する時期になったことを言います。

三伏(さんぷく)

暑い夏季の内でも最も極暑の時期で、夏至後の三番目の庚(かのえ)の日(初伏)から立秋後の一番最初の庚の日(末伏)までの約一ヶ月間を言います。

二百十日(にひゃくとうか)

八月三十一日(又は九月一日)の頃で、立春から数えて二百十日に当たることからこの名が付いた。稲の開花時期で台風などの注意を促している。

二百二十日(にひゃくはつか)

九月十日(又は十一日)の頃で、立春から数えて二百二十日目に当たることからこの名が付いた。台風の時期で農家では厄日とされています。

寒の入り(かんのいり)

冬至から数えて十五日目の、一月五日(又は六日)から立春までの最も極寒の約一ヶ月を寒と言い、この期間に入ることを寒の入りと言います。

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土用
節分
彼岸
社日
八十八夜
入梅
半夏生
三伏
二百十日
二百二十日
寒の入り